「歴史文化特講A・D」、「表象文化論」、「美学B・3」、「図像学B」などを担当しています。「歴史文化特講」では近代デザイン史を教えています。芸術やデザインは最終的には表象(表現)として現れるのですが、そこにいたるまでは様々なイズムや思想、流行や、マーケティング、時代の要請などが反映されています。ただ好きに感性だけでものをつくっているのではないのです。
近代デザイン史とくに明治以降の日本の近代化とものづくりのあり方、デザインを研究しています。それにともない現代の文化にも興味があり、最近では「かわいい」やファッションの「ジェンダーフリー」などにもはまっています。
大学院を修了したあとゴーグル関連のスポーツメーカーでデザイナーをしていました。そこでつくりながらいろいろなことに悩むのですが、その時デザイン史も併行して研究していたのですが、デザイナーの先人たちも同じようなことを悩みものづくりに関わっていることを知りました。そこで自らの制作活動に役立てるため研究を深めていくことになったのが始まりです。
前期:火曜3限目、後期:金曜4限目
私は大学の4年間(大学院も入れれば6年間)でデザインというものに巡り会えましたが、あなたたちも勉学だけでなくてよいので大学で何かをつかむことができたら良いのにと願います。