担当科目は「西洋の歴史と文化A(古代・中世)」、「西洋の歴史と文化B(近現代)」、「イスラームの歴史と文化」、「21世紀の世界を考える」、「外国史概説」、「外国史各論2(西洋史)」、「歴史・文化特講A・B」、「教育実践ゼミ1・2・3」です。カエサルやナポレオン、あるいはルネサンス、産業革命など、古代から現代まで、興味深い人物やテーマを取り上げて世界の歴史についての講義をしています。
専門分野は中近世フランス史です。特に15〜16世紀にかけての諸侯と王権との関係について研究しています。王は国のトップに立つ存在です。諸侯とは貴族の上位に属する者たちで、地方の支配者であり、王の家臣(時に王の親族)です。諸侯は王に従属する存在だと捉えられがちですが、実はしばしば王に敵対する存在となります。こうした王と諸侯との微妙な関係の上で成り立つ当時のフランス王国の姿を、研究で追求しています。
みなさん、ジャンヌ・ダルクをご存知でしょうか?中世後期のフランスで活躍した「救国の少女」と呼ばれる人物です。当時フランスは、イングランドとの百年戦争の最中でした。フランス劣勢の立場をひっくり返すきっかけを作ったのがジャンヌだとされます(ただ、それが本当かどうかは問題です)。このジャンヌの存在から中世のフランス史にハマり、そして彼女を取り巻く人々や当時の社会、国ついて関心が広がっていきました。
月曜4限、金曜4限(Zoom対応可・要事前メール)
「人間は自然のなかで最も弱いひとくきの葦にすぎない。ただし、それは考える葦である」。17世紀に生きたフランスの思想家パスカルの言葉です。学ぶことが人間を強くし、そして人生を豊かにします。