明星大学

全学共通教育委員会

つなぐ学び

教員紹介

清水 文直

  • FUMINAO SHIMIZU 教授

担当科目・専門分野

主な担当科目の紹介

・物理学で読み解く世界:特にこれまでの物理学の講義内容と異なるものではないが、この物理現象はどういうものなのか、それに関する物理量はどういったものが使われるのか、といったことについて注視して講義を進めていく。
・これからのエネルギーとその利用:総合理工学科の石田隆張先生と供に担当するクロッシング科目である。石田先生からは、かつて起こった電力供給システムおける直流交流戦争についての講義が含まれている。清水は再生可能エネルギーに関する内容を講義する。
・学問の世界:清水は第12回と13回を担当する。「誘電体」に関する内容で講義する。誘電体とは、わかりやすい言葉を使えば絶縁体であるが、単に電気的な絶縁をする材料というわけではなく、われわれの身近なところで役立っている、といった内容で講義する。
・現代社会と工学:講義の前半は現在、社会問題となっている項目をいくつか取り上げ、後半は現代社会において発展してきた科学技術に関する内容で講義する。

専門分野・研究テーマ

専門分野は「誘電体材料物性」になります。現在の研究テーマは「新しい強誘電体の物質合成と物質探索研究」です。誘電体とは、分かり易くいうと絶縁体(電気を通しにくい材料)のことですが、誘電体とは絶縁体の性質だけではなく、我々の身近で役立つ性質を併せて持つ材料をいいます。現在最も利用されているのは、電子マネーのメモリーへの応用です。そのような新たな誘電体を見つけ出す研究をしています。

専門分野に至ったきっかけ、背景、専門分野の魅力

私は実験を重ねて新事実を確立していく、いわゆる実験屋です。暗がりの実験室で試行錯誤するのが好きだったのだろうと思います。目的物質を決めて結晶育成からスタートしますが、失敗をすることの方が多いです。しかし、失敗を繰り返す中から偶然きれいな結晶が成長することがあります。その結晶は非常に扱い易く各種の測定に掛けることでき、新物質の発見につながっていきます。新物質であることを確認できたときの達成感が魅力です。

基本情報

連絡先

  • Fuminao.shimizu(アットマーク)meisei-u.ac.jp

オフィスアワー

火曜2限

研究者情報

学生へのメッセージ

学生時代の特権は自由時間が多いことです。その自由な時間をどう過ごすかは自分次第です。四年間はあっという間です。学生の時にはこれだけはやった言えることが一つは見つけられると良いだろうと思います。