明星大学

全学共通教育委員会

つなぐ学び

教員紹介

鶴田 涼子

  • RYOKO TSURUTA 准教授

担当科目・専門分野

主な担当科目の紹介

おもな担当科目は、「ドイツ語1A・1B・2A・2B・3A・4A」、「中級ドイツ語1・2」、「上級ドイツ語1・2」です。ドイツ語科目のほか、「海外語学研修A・B」、「世界の言葉と文化を知る」、「文学の世界に浸る」、「地域研究(ヨーロッパ)」、「文学作品のメタファー」などを担当しています。教育学部の「総合探求」ではドイツ語圏の学校制度や暮らしについて考えます。「教育実践ゼミ」ではドイツ語圏の文学作品や児童文学を扱います。みなさん、ともに学んでいきましょう。

専門分野・研究テーマ

専門分野は、ドイツ語圏文学、フォークロアです。各国の民間伝承を、「口伝え」という伝承のあり方に着目して研究しています。とりわけ、ドイツのグリム兄弟によってまとめられた『グリム童話集』(初版第1巻1812年)を中心に、民話の変遷とその背景を考察しています。「声」で伝えられていたものが「文字」となった際に、物語にどのような影響を与えるのか、その糸口を書き換えの痕跡から見つけ出す行為は、過去との対話のようでもあります。

専門分野に至ったきっかけ、背景、専門分野の魅力

小さい頃、『グリム童話集』のなかの幾つかの話と出会いました。「ブレーメンの音楽隊」や「こびとの靴屋」などです。学生時代に、これらの話がドイツ周辺で伝えられていた民話であると知り、興味をもちました。グリム兄弟は民話を蒐集・出版しましたが、彼らの関心は法律、言語、文学、文献学、古代史、植物、政治など多岐にわたります。豊かな発想と兄弟の清い絆に惹かれ、グリム兄弟および『グリム童話集』の研究に至っています。

基本情報

連絡先

  • ryoko.tsuruta(アットマーク)meisei-u.ac.jp

オフィスアワー

金曜4限(Zoom対応可、要事前メール)

研究者情報

学生へのメッセージ

なんとなく目にしたものや手に取ったものが、これからの考え方を作っていくということは思いのほか多いように感じます。今を大切に、まわりの人々と協力しながら、自らの道を歩んでもらえたらと思います。