「ことば」にかかわる科目を幅広く担当しております。「英語1A・2A」をはじめ対面授業が基本ですが、「英語1B・2B」はオンライン(非対面)の科目、1年生必修の「世界の言葉と文化を知る」もオンライン科目となります。「人間と言葉」では言語学について概説し、「地域研究(アメリカ)」、「ことばと文化の結びつき」、「母語から見える世界と外国語から見える世界」、「ことばの窓から広がる世界」といったクロッシング科目では、自分の専門の言語学の分野からさらに視野を広げて、多角的にことばをとらえた講義をしていきます。「言語・文化特講B」と「教育実践ゼミ」では音声学・音韻論について取り扱います。
言語学・語学を専門としていますが、特に音声学・音韻論、言語習得について研究しています。言語学に関しては特に言語を限定していませんので、日本語・英語に限らず世界中の言語に関心を寄せています。最近の研究テーマは「歯摩擦音(英語のthの発音)」についてで、母語が異なる話者どうしの英語によるコミュニケーションでは、「理解できる(される)発音」とはどのような発音なのかを明らかにすることを目指しています。
言語と言語の「距離」に興味があり、大学時代に複数の言語を学んだことをきっかけに、ある言語の学習がその他の言語の学習にも役立つことを実感しました(例:英語がスペイン語学習に役立つ、韓国語の発音がタイ語の発音にも役立つ)。様々な言語を知ることで、言語学習のヒントが得られます。世界には魅力的な言語が溢れていますので、英語以外の外国語が、母語や英語について「再認識」させてくれることも少なくないんですよ。
木曜3限(要事前メール、Zoom対応可)
「ことば」を大切にして過ごしてほしいと思います。大学生活の中で出会う人たちと交わすことばを大切にしてください。そして自分の考え・思いをきちんとつたえられるよう、日々ことばに磨きをかけてください。