英語は母語話者の数としては中国語にはおよびませんが、英語を母語、第二言語または外国語として使用する人は15億人いると言われています。現在、英語は世界中の人々の間で「共通語」として使用されています。また同じ「英語」でも、アメリカやイギリス、オーストラリアなど、地域による発音や語彙、表現の違いもあります。これからの時代いろいろな国・地域の人が話す英語に触れることも重要です。
外国語科目の「英語」は一部の学部・学科以外では1年生の必修科目となっています。必修科目としての英語授業は週に2回あります。「英語A」は授業が英語で行われ、クラス内でのコミュニケーションや、グループワーク、プレゼンテーションを中心とした授業です。「英語B」は非対面のオンデマンド授業で、EnglishCentralというウェブ教材を利用し、個人のレベルに合わせた英語の動画を視聴し語彙や発音の学習をします。2年生以降も英語Aと英語Bを選択科目として履修することができます。また、3年生、4年生向けには「実践英語会話」、「実用資格英語」の授業が開講されています。
全学生を対象に、本学の英語留学の協定校「マッセイ大学」がある、ニュージーランドのワークショップや、外国人の先生と授業時間外に英会話ができる「ランゲージラウンジ」の開催、また非対面授業の「英語B」を対象とした英語の学習相談会が開催されます。また、1年生後期の「英語A」授業では毎年「多読プロジェクト」が開催され、授業外で英語の本に触れることで、学生が主体性を持って英語と向き合う機会となっています。多読プロジェクトは表彰制度もあり、優秀者には英語科より賞状と賞品が贈られます。
将来的に英語を使って仕事をしたいと思っていたからです。(心理学部2年 K.Sさん)
英語Aは自分の意見を述べる活動や、グループで意見を交換して発表する活動が多いです。(デザイン学部1年 K.Uさん)
多読プロジェクトを通して自分の好きな英語の本が読めていい経験になっています。(経済学部1年 T.Kさん)
英語Bは自分のペースで学べ、隙間時間で少しずつ単語の知識も増やせます。(心理学部1年 S.Aさん)
この一年間で英語の授業を受けて一番衝撃だったのが、高校までの教科書にのっとった文法理解だけが目的の授業を行う先生が一人もいなかったことです。大学の授業を受けて初めて英語が楽しいと感じました。(心理学部1年 K.Sさん)
英語Aはクラスによってはネイティブの先生なのでコミュニケーションも全て英語ですが勉強になります。(教育学部2年 H.Nさん)
英語で話すことが少しうまくなったと感じています。今まではどう表現したらいいのか単語を探りながら話していた感じですが、今までよりスムーズに単語が出てくるようになりました(デザイン部2年 A.Kさん)