中華人民共和国(中国)・中華民国(台湾)・シンガポール共和国の公用語であり、各方言も含め中国語を母語とするのは約14億人です。そのほか、世界各国に住む華僑・華人数千万人の間でも使用されています。第二言語としても約2億人が使用しているといわれており、世界の4人に1人が日常語として中国語を使用している計算になります。国際連合でも公用語の一つとして採用されており、中国語は「世界言語」だと言えます。
「中国語1A/1B」では、最初に中国語の表記法であるローマ字ピンインと4つの声調を1ヶ月ほどかけて学習します。ローマ字ピンインは、漢字の発音をローマ字を使って表記したものです。また、4つの声調というのは中国語の4種類の音の上がり下がりのことです。「中国語2A/2B」では、日常会話のほか、3~5語程度の短文から始めて10語くらいの文の構造まで学びます。2年目の「中国語3A/3B」、「中国語4A/4B」では、読解や作文ができることを目標に、様々な文法と表現の学習を深めていきます。なお、Aの系列は原則として中国人教員、Bの系列は日本人教員が担当します。
海外留学や語学の習得をサポートしている国際教育センターにおいて、中国人講師による中国語会話クラスと文法クラスを開講し、希望者に提供しています。堅苦しいお勉強という枠を離れて、ネイティブの先生と少人数で楽しい会話練習、ゲーム、異文化体験ができます。また、語学教育準備室では、中国語の学習や各種検定対策に必要な教材や各種中国語映画のDVDなどを取り揃えており、開室時間内はいつでも利用できます。
私は国語の教師を目指しているので、漢字や漢文に強くなろうと思って中国語を取ることにしました。最近はクラスに中国人の子も増えていると聞いているので、将来役に立つかもしれないとも思っています。(教育学部2年 Y.Yさん)
英語が苦手で、アルファベットを使うフランス語やドイツ語は嫌だと思い、中国語を選んだんですが、中国語もローマ字ピンインがあって苦戦しました。でも、日本語の漢字から類推できる言葉が多いので助かっています。(人文学部1年 T.Mさん)
バイト先で、中国人のお客さんに「謝謝(Xiexie,ありがとう)と言われたとき、とっさに「不謝(Bu xie,どういたしまして)」と答えたら、お客さんがにっこりしたことです。(人文学部2年 B.Tさん)
居酒屋でバイトしているんですが、中国人の同僚と話しているうちにだんだん中国語に関心がわいて、いまでは簡単な会話ならできるようになりました。中国語をちゃんと学んで、もっと自由に話したいと思っています。(人文学部1年 A.Jさん)
漢字を知っている日本人は、中国語はやって損はないと思います。発音をクリアできれば、英語よりも簡単で分かりやすい。(教育学部2年 R.Bさん)
自分は在日韓国人なので、日本語と韓国語がしゃべれます。将来アジアでビジネスに従事したいと考えているので、中国語を履修することにしました。東アジアでビジネスに従事するうえで中国語は欠かせないと思ったのです。(人文学部2年 I.Sさん)