10月に米国大手通信社から取材の申し込みがあった。こんな大手通信社から取材なんて私も偉くなったもんだなぁとひとり感心しつつ、おもしろそうなので受けることにした。そして10月の中頃、特派員とやらいう人が研究室にやってきた。で結果は、質問する特派員もグダグダなら、受ける私もグダグダ。これは記事にならないだろうなと。
何の取材だったかといえば、2024年の11月1日でハローキティが50周年を迎えるのでそれについて「ハローキティの世界人気の現象 、その背景にある社会的要素、日本文化、ビジネス戦略などについてお話お願いできませんでしょうか?」ということだった。私は ちょうど10年前に「かわいい」についてちょっとした論考を書いて明星大学の紀要に投稿していた。特派員の人はそれを読んで、打診してきたようだ。なんでも研究は形にしておくものだと思った。
私はがんばって世界的人気の現象や社会的要素、日本文化、ビジネス戦略について語ったつもりだったが、どうも相手はピンとこないらしい、納得する答えではなかったみたいだった。
で、「すみませんねぇ、私、これ以上お話しすることないので。でもって私が研究してたのは「かわいい」であって、キティちゃんについてではないのですよ。」と開き直る(心の中で)。 どう話ししてもチグハグのまま、話は始終し、特派員の人は差し出したお茶を飲み干して、さっさと帰っていった。
これは記事にならないだろうな。
一応あとで何に掲載されるのかメールで問い合わせたが、記事になったらそのリンク貼ってお知らせしますと返事が来た。が、11月1日の50周年を1ヶ月すぎても何の連絡もない。ということは、やっぱり記事にならなかったんだろうなと思う。