9月5日(月)~7日(水)の3日間,健康・スポーツ実習A(アウトドアアクティビティ)の学外実習として,東京都檜原村へキャンプに行ってきました。2週間前の天気予報は3日間「雨」。一瞬実施が危ぶまれましたが,次第に予報は快方へ向かい,実際には3日間をとおして良い天気のもと活動することができました。
履修生は16名,明星大学の様々な学部・学年の学生が集まりました。
3日間の行程は以下の通りです。
・初日:キャンプ場へ移動,夕食作り,レクリエーション,講習
・2日目:ハイキング,釣り,夕食作り,キャンプファイヤー
・3日目:ハイキング,古民家見学,キャンプ場撤収
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履修生の実習簿に書かれた感想を紹介します。
・初日,バスを降りたときは正直不安が大きかった。街灯がたくさんあり,コンビニも駅も近い場所に普段から慣れているため,想像以上の大自然に困惑した。しかし,寝泊まりや体験活動,住民の方々の話を聞くうちに,自然の中で暮らすことについて極端なイメージを持ちすぎていたことに気付いた。都会に住んでいると気付くことはできないが,自然には美しさや生命がたくさん隠れている。これらに触れることで,気付くことで,自然へのイメージを変えることができると思う。(教育学部,2年生)
・今回の実習では,活動が様々な人によって成立していることを常に意識して取り組んだ。先生,マスター,ガイドさん,バスやマス釣り場の方々,一緒に実習するメンバーで,誰一人欠けても成立しなかった。そんな人たちに感謝しながら敬意を持つ活動ができた。(デザイン学部,1年生)
・知識の大切さを改めて感じた。「無知」であると,佐藤先生がおっしゃったように事故につながってしまう。それに加え,知識がないと,想像・想定ができない。また,事前に知識があるかないかで物の見え方も違うと思う。ガイドさんに,「神戸岩を進みながら後ろを振り返ると,岩が閉じていく」という話を聞いていなければ,前だけ見て,その楽しさ,美しさを100%体験することはできなかった。小林家住宅で,「同級生が七人くらい」,「滑らない歩き方」を教わっていなければ転んだだろうし,小学校を見たときも正直そこまで興味を持てなかったのではないかと思う。知識を正しく,確実に付けた上で体験することが一番の学習になるのではないかと感じた。(教育学部,1年生)
・大学生になってから,知識を付ける授業しか受けていなかったため,「協調性」,「知慮」が不足していることに気付いていませんでした。大学に入ってから10人以上で集団行動をとっていなかったため,改めて自分の視野が狭いことにも気付けました。アウトドアアクティビティは,キャンプ「を」学ぶのでははく,キャンプ「で」様々なことを学ぶことができる授業。どうしても抽象的な内容になってしまったが,経験は社会人になっても大切にしていきます。(教育学部,2年生)