明星大学

全学共通教育委員会

つなぐ学び

全学共通教育とは

「全学共通教育」ってなんだろう?大学での学びのなかで全学共通教育が果たす役割や、内容について説明します。

全学共通科目とは

全学共通教育とは、明星大学の学生とさまざまな世界とをつなぐための学びです。大学に入学したばかりの1年生は、大学での学びが高校までのものと違い、戸惑うかもしれません。教科書がない。レポートを書かなければいけない。答えが一つではない。そもそも答えがない。そんな大学での学問にあなたをつないでいくのが、全学共通教育です。

明星大学のすべての学部の学生は、全学共通教育の科目を必ず学びます。全学共通教育には、①明星大学と多摩 ②情報の活用とコミュニケーション ③科学的思考科目群 ④現代社会課題解決科目群 ⑤人文知探求科目群 ⑥心と体の健康 という6つの科目群があります。①では、明星大学と本学が根ざす多摩地域について学ぶ科目があり、②では、外国語の科目など、人と人とを結ぶ、またはみなさんが違う文化の国や人とつながる方法を知る科目があります。③、④、⑤では、自然科学、社会科学、人文科学の分野に関する多種多様な科目が設定されており、⑥では、自分自身の心と体を健康に保つことを学ぶ科目が設定されています。明星大学のすべての学生は、これらの科目群を満遍なく学んでいきます。

なぜ、学部の授業の他に全学共通教育の科目を学ばなければいけないのでしょうか。大学生になったあなたには、専門知識を身に付けるだけでなく、高校生だった時よりも広い視野と深い知識を持つことが期待されています。ものごとを考えるとき、一つの考え方だけでは行き詰まってしまうことがよくあります。しかし、少し視点を変えてみると、そこから思考は一気に広がっていきます。なにごとを行うにしても、様々な考え方を知っている、あるいは身につけていることが、問題に対する解決方法を増やし、そして自らの世界を広げることにつながっていきます。

こうした全学共通教育を担うのが、全学共通教育委員会という組織です。この中には、30人の専任教員と多数の科目担当教員がおり、多摩地域の専門家から語学のスペシャリスト、そして歴史や哲学などの専門家まで、多種多様な教員が揃っています。それぞれの教員が専門の分野を教えるだけでなく、複数の教員が専門分野を掛け合わせる形で授業を展開する科目もあります。この点は、本学における全学共通教育の特徴ともいえます。

大学生のあなたは、学部での専門教育とともに全学共通教育での幅広い教養教育を学び、そして体験して社会へ飛び立ちます。社会に出たあなたが未知のものに挑もうとする時、大学での多様な学びの経験が、あなたの新たな学びを後押しすることでしょう。全学共通教育は、あなたをそのような将来の学びへとつなぎます。