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バスケットボールを通じたつながり(松本沙羅)

  • 2025年05月10日

 前回、このブログ執筆を担当したのは、2023年12月だったようです。月日が流れるのは早く、この2年で私を取り巻く環境は大きく変わりました。

 ありがたいことに、2024年から女子バスケットボール部の監督に就任し、今年2025年からは男子バスケットボール部のアシスタントコーチとしても、現場で指導を行なっています。学生が持っているエネルギーの大きさには驚かされることが多く、プレイヤーとして、人として成長していく姿を近くでみられたり、目標に向かって一緒に挑戦できることは、コーチとしても教員としても幸せなことなのかもしれない、と感じています。
 今回のブログは、そんなバスケットボールの場から広がっていくさまざまな出会いについて書きたいと思います。

 男子バスケットボール部は、2024年に多摩モノレール開業25周年を記念して、多摩都市モノレール株式会社との共催によるバスケットボール大会 “多摩モノレールカップ”を初めて開催し、続く今年、2025年4月に “第2回大会”を明星大学の体育館で行いました。この大会は、多摩モノレール沿線の小学校(ミニバス)・中学校・高等学校・大学の学校間の交流を図るとともに、地域の活性化を目的に企画され、明星大学の体育館には幅広い世代のバスケットボールプレイヤーとその保護者の方々、チーム関係者の方々、観客が集まり、とても活気に溢れていました。各世代カテゴリー間の試合だけでなく、小学生(ミニバス)vs大学生、高校生vs大学生のエキシビションマッチも行われ、小学1年生(6歳)から大学4年生(22歳)までが一緒にバスケットボールを楽しむ、そんな空間は、バスケットボールに携わってきた23年間のなかで初めての経験でした。
 また、明星大学の教職員のお子さんも同大会に参加してくれていたり、篠山副学長が応援にかけつけてくださったりと、同じ大学で働く方々と、バスケットボールを通じて同じ時間を楽しみ、一喜一憂できたことができたことが、個人的にとても嬉しいことでもありました。 

大学女子カテゴリーの試合の様子
大学男子選手とエスコートキッズ
全員で記念撮影
和太鼓サークルによるパフォーマンス

 バスケットボールゲームのハーフタイムショーでは、2024年には明星大学吹奏楽部が、2025年には明星大学和太鼓サークルが、素敵なパフォーマンスを披露してくれました。普段の活動場所や練習場所は違えど、同じ大学内でこんな風に芸術に取り組んでいる学生さんがいるのだと私自身も知ることができ、明星大学内の学生間交流の機会にもなっているのではないかと感じました。改めて、この場を借りて、この大会を企画してくださっている関係者の皆様に感謝を伝えたいです。

 そして、男女バスケットボール部は、定期的に地域の体育館を借りて、小学生へのバスケットボールクリニックを行なっています。学生たちは、普段の練習では私たち指導者の指導を受けて、基礎技術を習得したり、戦術を理解したりとインプットすることが多いですが、このクリニックでは、学生たちが小学生のために練習メニューを考え、組み立て、運営するアウトプットをする機会となっています。やってみて初めて気づくこと、やってみないと気づけないことがたくさんあると思います。今後も、バスケットボールを通して何を学ぶのか、どのような人間になりたいのかを自ら想像し実現していく、そんな場所になるといいなと思っています。

バスケットボールというひとつのスポーツを通じて多くのつながりや可能性を感じた、今日この頃でした。