2024年12月24日(火)から27日(金)にかけての3泊4日、体育スポーツ科学実践Bスキー・スノーボードの授業の一環で、志賀高原スキー場(長野県)へ雪上講習に行ってきました。今年はとても雪が積もっていて、雪山という環境の中ででこそ得られる体験をたくさんできた有意義な4日間でした。
履修生は25名,明星大学の様々な学部・学年の学生が集まりました。
4日間の行程は以下の通りです。
・初日:スキー場へ移動,開校式,実技講習,学科講習
・2日目:朝の集い,実技講習,学科講習
・3日目:朝の集い,実技講習,学科講習
・4日目:実技講習(希望者はスキー・スノボー検定),閉校式,明星大学へ帰校
活動の様子を写真とともにご覧ください!
朝は6時30分から、朝の集い(トレーニング兼レクリエーション)を行います。宿の外に出て交流しつつからだを動かし、午前の本実習に備えます。
午前は9時から本実習を開始します。日によって、また時間帯によって、気温やバーンの状況、雪の感触が変わってきます。天気と雪の状況を観察し、感じながら滑るのも含めてスキーです。前の人を見失わないように、前方を確認しながら班のみんなと滑ります。
1日の雪上講習が終わった後は、夕食・入浴のあと学科講習。各グループに分かれてその日の滑りを振り返ります。
滑るとき、止まるとき、方向転換したいとき、板にのせる体重は左右の足で均等なのか、異なるのか、そのとき顔や目線、体の向き、手がどこにあればスムーズに動けるのか・・・などなど、振り返るテーマはたくさんです。自分の体がどうなっているから、どんな滑りが可能になるのか、プロの先生や班のメンバーと会話しながら言語化していきます。
4日間のなかで青天、大雪、吹雪…と毎日移り変わる山の天気・景色をすべて見ることができました。3日目の朝には、すでにスキー・スノーボードの班に関わらず、みんなすっかり打ち解けて楽しそうな様子でした。
最終日の実技講習では、希望者がスキー検定、スノーボード検定をそれぞれ受けました。雪で前方が見えにくい環境での検定となりましたが、ひとりずつ滑りを披露するという緊張にも打ち勝ち、堂々とした滑りを披露してくれました。そして、一緒に練習を積み重ねた仲間にエールを送る声、頑張った仲間を賞賛する拍手など、素敵な行動をたくさん見ることができました。
閉校式では、雪上講習を支えてくださった現地スタッフの方々への感謝の気持ちを伝え、無事に4日間の雪上講習を終えることができました。
▶︎履修生の実習簿に書かれた感想を紹介します。
・一緒に講習を受けている人たちや同室の人たちと協力したことでコミュニケーション能力の向上につながりました。斜面や積雪によって滑り方を変化させなければならないところが自然を利用したスポーツであるスキーの特徴であり、面白いところだと感じました。インストラクターさんが熱心に教えてくださり、少しずつ上達することができ、自己解決だけが上達・改善の方法ではないことをこの実習で学びました。(教育学部,1年)
・しっかりと時間を守ること、報告・連絡・相談を怠らないことが集団生活をするうえでとても大事なことだと感じました。また、雪山では体力をとても使うので、食事を取ることがとても重要でした。体の回復が追いついていかないとその1回の食事すらまともにとれなくなるので意識して生活することが大切だと身をもって学びました。(データサイエンス学環,2年)
・スキー実習を通じて、技術や安全面への理解がより深まるだけでなく、仲間と協力することの重要性を実感しました。また、自然と触れ合うなかで、山の厳しさや自然と共存するためには、環境に配慮する必要があることを強く認識する機会になりました。(経済学部,1年)